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「ハロー効果」って聞いたことありますか?

脳科学者の中野信子さんの著書「脳はどこまでコントロールできるか?」にとても興味ある話しが書かれていたので上げてみたい。

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「ハロー効果」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?ハローというのは"こんにちは"の挨拶ではなくてキリスト像や、仏像・菩薩像などの後ろに描かれたり設置されたりしている光背(こうはい)のことですその存在が輝いている様子を表現するための きらきらエフェクト、とでも言いましょうか。

さて、この光背と同じような効果が彫刻や絵画だけではなく実在の人物にもあるのです。 たとえば「ブラジルでサッカーをやっていた」と聞いただけで、その人のことをものすごくサッカーのうまい人なんだと思ってしまいませんか?実際のプレーを見たこともないのに・・また、たとえば、「東大を卒業している」というだけで、その人は頭がいいんだろうと思ってしまったりしませんか実際に話したことすらないのに・・

ただ、強力に見えるこのハロー効果にも賞味期限があります。300人弱の女性のプロフィール(顔写真・自己PR経歴・家族・出身地・年齢)を400人の男性被験者に見せ各女性のパーソナリティについて想像・評価してもらうという実験を行った人がいました。すると、ほとんどすべての男性被験者が顔写真を重視して評価をしたのです。女性が美人の場合「彼女はお人好しだろう」「嘘をつけないタイプだ」と評価する一方で、不美人に対しては「頭はよさそうだがイジワルで計算高いタイプだ」と評価する被験者が多数を占めるという結果になりました・・どうですか?ひどい、と思うでしょうか?

でも、ハロー効果に賞味期限があるせいで一番気の毒なのは実は、美人のほうであるという結果になることもわかっているのです。外見の美しさによる最初のハロー効果として「美しくて知的で性格も良い」とやたらと高い評価を受けてしまうとその後、どんな些細なミスをしても評価が下がり続けることになります。最初の期待が大きいと必要以上に幻滅されてしまうこれを「ロス効果」と言います。一方外見がさほど美しいわけではないために性格も良くはないのだろうと評価された女性に関しては、逆の効果が働きます。どんなに小さなことでも振る舞いの美しさやちょっとした気の遣い方で評価が上がっていくのです。こちらは、「ゲイン効果」と呼ばれています。

期待値が高いときは、少しの失敗やミスでもそれが必要以上に目立って見える、例えば多くの人は、予約の取れない評判のレストランにようやく行くことができたとき些細なミスでもひどくがっかりする。期待値が高ければ高いほどあとは下がっていくだけだからだ一流大学を出た、美人である、という「ハロー効果」が高い人は初めは有利だが、しかし大事なのはそれから後の話。どんなに外見や肩書が立派でも、自分を磨き続けなければ中身はさびついてくる。そして、前評判が高ければ高いほど実態がそうでもないと分かったときとの落差は大きい。凡人には凡人のメリットもある誰からも期待もされていないからこそコツコツと努力をすれば評価は上がる一方だ。日々、自分を高める努力を続ける人でありたいですね。

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