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百貨店の閉店の思いで

今から10年前の1999年7月、「三越新宿店」(現大塚家具)が閉店をした。その当時我が社は「TAKEO KIKUCHI」ショップをこの三越新宿店で運営していた。閉店の4ヶ月前に突然館の店長から告知され、あまりのショックに目の前が真っ白になったことを覚えている。その後この店長のご紹介で閉店前の2ヶ月間を三菱商事さんと組み、50坪の売り場を借りて「さよならバーゲン」を行うことになった。あの当時は都心の百貨店が閉店をするという事はとても珍しかったので、この「さよならバーゲン」はとても盛り上がり、我々の想像を超える忙しさと、たった2ヶ月で1億3千万という驚異的な売上をたたき出したのだった。今ではとても懐かしい思い出でだ。

《【朝日新聞より】人口が集中する大都市の百貨店に、淘汰の波が押し寄せている。東京では6日、三越池袋店が51年の歴史に幕を閉じた。駅ビルや専門店などの攻勢もあり、地方に比べて都市部の百貨店売り上げの落ち込みが目立つなか、大阪や札幌でも閉店や業態転換が相次いでいる。「『またお越し下さいませ』と言えないつらさを感じている。長い間、本当にありがとうございました」。三越池袋店の杉山潤治店長は6日午後8時すぎ、大勢の買い物客や報道陣を前に頭を下げた。店のシャッターが下り始めると、客からは「ありがとう」などの声が上がった。

東京都心の大手百貨店の閉店は、00年9月のそごう有楽町店以来となる。92年2月期の売上高は500億円超に達したが、08年2月期は241億円と半減した。三越よりも駅に近く、3倍近い売り場面積を誇る西武百貨店や東武百貨店と競わなければならなかったことも大きいが、杉山店長は「高齢化した従来のお客様の好みに偏りすぎ、新しい顧客層を取り込む努力に欠けた」と敗因を振り返った。跡 地には家電量販店のヤマダ電機が大型店を構える予定だ。

主要10都市の百貨店の売上高は昨年9月以降、地方よりも落ち込み幅が大きい。百貨店よりも低価格で、若者の流行にあわせた品ぞろえを重視する駅ビルや専門店に、客が流れ始めている。売り上げ規模が大きく、百貨店各社が重視してきた都市部も、もはや安泰ではなくなってきた。大阪では、そごう心斎橋本店が8月に店を閉める。その跡には大丸が、30代前後の若者向けの新館など、これまでにない売り場をつくるという。札幌の繁華街・すすきのでは、ロビンソン百貨店が1月に店を閉めて、イトーョーカドーの食品スーパーや化粧品専門店などに衣替えした。西武百貨店札幌店も、ホテルヘの業態転換を検討している模様だ。 東京・新宿では、4月にマルイ本館が2年ぶりに改装オープン。屋上に庭園をつくり、衣料品売り場を抑えて雑貨や飲食店の割合を大幅に増やすなど、従来の百貨店から一線を画すつくりにした》

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